イギリス軍レーションメニューD試食レポート



今回試食したのがコレ、イギリス軍GPレーションメニューD。
1箱で一日分ですが、別々の日に3回に分けて食べました。
ちなみに02年製で比較的新鮮デス。


T.朝食


朝食なのですが、箱の指針通りの組み合わせだとこんなカンジに。
朝っぱらからこんなにボリュームのあるものを食べて平気なのでしょーか?
(さすがに朝からはキツイので、僕は昼食として食べました)
朝からこんなに食べたら吐きますよ・・・
(ちなみに米軍のトレーに盛ってあります。スプーンも良く見たら・・・


「ソーセージと豆」
もう名前そのままです。ゴロリとした大きめのソーセージと、豆が煮込んであるモノ。
ソースは甘みがあり、みたらし団子のタレをちょっと塩辛くしたような味がします。
しかしソーセージは、MREや自衛隊のフランクフルトのようなモソモソ感がなく、
しっかりとした肉の弾力があって美味い!
豆は、ジャガイモのようにホクホクしていて味もクセが無いです。
味が甘めなので、フルーツビスケットとよく合いますよー。



「フルーツビスケット」
ビスケットと言っても、日本のカンパンのようにちょっと硬め。
齧る時、結構顎の力がいりますよー。
味は、フルーツの破片が入っているのですが、どちらかと言うと
ハーブのような味と香り。甘みも適度に効いていて、何もつけずともいける美味しさでした。



「チョコレート」
ミルクの風味がとても効いているミルクチョコレートでした。
食事の間に食べるもよし、食後にミルクティーと食べるもよしの
他の料理の味を邪魔しない味で、とても美味しかったです。



「ベジタブルストックドリンク」
ベジタブルストックドリンクと聞いて"なんじゃこりゃ?"と思ったのですが、
いざ作ってみると、よくあるコンソメスープでした。
味はコンソメはコンソメでも野菜コンソメで、全体的に甘めの食事に塩味が
プラスできて、食事が進みます。
"クセがある!"とも聞いていたのですが、大してクセもなく飲めました。



「チョコレートドリンク」
ココアそのもの。1度に作ると500mlも出きるので、二回に分けて作りました。
(ちなみに使っているカップは、イギリスのキャンティーンカップ)
板チョコと一緒でミルクが効いていて、とても美味!
しかも甘さは控えめ。(単にお湯の量が多かっただけかもしれませんが・・・)


U、間食


間食、簡単に言えばおやつ。
イギリスにはプディングを筆頭に、いろいろとお菓子がついているので
それを間食として、ミルクティーと一緒に食べました。


「糖蜜のプディング」
一見しただけでは、肉のパティにグレーヴィーソースがかかっているように見えますが、
れっきとしたお菓子です。
プディングと言っても、日本で出るようなプルプルのアレではなく、
糖蜜をたんまりと染みこませた粗いスポンジに、その上からさらに糖蜜をかけてあるという、
書いているだけでも、口の中が甘くなってくるようなお菓子です(笑)
糖蜜がたんまりと染みこませてあるので、普通ではとても硬くてスプーンが刺さりません。
そこでしばらく湯煎したところ柔らかくなり、やっとこさスプーンが刺さりました。
味は、とにかく甘い。甘いの一言に尽きます。甘党にはたまらない一品ですねー。
しかし、黒糖のいい風味が出ていて嫌な甘さではありませんでした。
噛めば噛むほどコクがでてきて、病み付きになりますよ。コレは。



「ミルクティー」
イギリスといえば紅茶です。イギリス軍レーションに入っているのは、
初めからミルクが混ざっているインスタントミルクティー。
4袋入っているのですが、キャンティーンカップがデカイので一杯作るのに二袋使用。
味はスッキリとした喉越しで、ミルクよりも紅茶の味が勝っていました。
口の中の甘さを流すので、この間食の甘味類を完食するには必須の一杯です(笑)



「オートミールビスケット」
これは、フルーツビスケットやブラウンビスケットと比べると柔らかい(?)ビスケット。
お茶請けとして入っているのでしょうか?
味はさほど甘くなく、上品な味わいでした。



「チョコレート」
朝食時と同じです。
昔はチョコレートは二種類味があったような気が・・・



「キャンディー」
フルーツキャンディー。米軍のアレにも引けをとらないカラフルさデス。
紫が「グレープ味」、緑が「ライム味」、赤が「チェリー味」、オレンジが「オレンジ味」


V、夕食


夕食メニューはボリュームたっぷり。
飲み物も、チョコレートドリンクの残りに加えコーヒーもつけました。
と、いうか飲み物多すぎなような気がします・・・



「ポークキャセロール」

とにかくこれは、豚肉よりも野菜が多い!野菜のボリュームがスゴイ!
レトルトに見られるような野菜の味が死んでいなくて、しっかりとした味がしていました。
豚肉は、野菜と同じとはいかず、レトルトにあるような肉の感触。
しかし、全体的には悪い味ではなく、「イギリスの飯はマズイ!」というのは嘘みたいですねー
ただ、もう少し塩加減が強めだと良い気がします。
※「キャセロール」とはフランス語で"鍋煮込み"の意味


「チキンクリームスープ」
これは、市販されているインスタントスープと大して変わりなく
クリーミーで美味しく頂けました。
チキンとつくだけあって、鶏の味が効いていてグッド。



「チキンハーブパテ」
チキンのパテで、他国のパテよりも滑らか。
味は、ハーブの風味が効いていて肉の臭みが消え、
そのままでもよし、ビスケットに塗って食べるもよしと大変美味でした。



「ブラウンビスケット」
特に何も入っていないプレーン(?)のビスケット。
味はほんのり甘みが効いていますが、パテを乗せてもよし、
キャセロールを乗せてもよしの、何にでも合うビスケットです。
ただし、フルーツビスケット同様硬い!!



「チョコレートドリンク」と「コーヒー」
チョコレートドリンクは朝と同じで、コーヒーはカップが小さかったのか濃かったです。
クリームを入れても・・・マイルドにはなりませんでした・・・(´・ω・`)


W.その他


途中作って、所々で飲んでいたのが1g用レモンジュース。
イギリスのキャンティーンで作ってみました。


こんなカンジです。ほどよいすっぱさがあり、運動や労働後に飲むとスッキリしそうなカンジ。
疲れたり、水分が足りない時など一気に飲んでしまいそう。



「粒ガム」
食べてみましたが、表面の糖衣が湿気ていてマズイ・・・
中のガム本体は結構強いミントの味がしましたが、途中でギブアップ。


「ペーパーハンカチーフ」
ティッシュ兼便所紙といった所でしょうか。
でも厚手で、見た目はハンカチそのものです。
実際の使用感は「やわらか〜い」(笑)


「マッチ」
マッチの実際の点火画像(ピンボケですみません)
花火のようにゆっくり燃焼していき、途中で息を吹きかけて火を消そうにも消えません。
水に浸してからでも点きました。


全体的な感想としては、とにかく「甘かった」の一言につきます。とにかく甘味類が多い。
しかも砂糖も多い。「こんなにもいらないだろ」という位。
しかし、「イギリスの飯はマズイ!」というイメージを払拭する美味しさで
とても満足のいくレーションでした。

※野外炊具零号様、珍しいレーションを食せる機会を提供して頂きありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。


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