救難食糧各種



船舶用救難食糧T-V型
国土交通省認定。様々な船舶に搭載されています。
大きさは縦4.5cm×横6cm×高さ21cm、重さは約500g
原材料は、小麦粉・油脂・ブドウ糖・全脂粉乳・クエン酸。
保存期間は5年。お染あられ本舗製。


中には個別包装されたカロリーブロックが9枚と、メッセージが書かれた紙が入っていて、
1日3回、1回当たりこのカロリーブロックを一枚食べるのが目安。これ1本で1人3日分。
ちなみに、このプラ製の容器は、中にメッセージを書いた紙などを入れ、
赤いテープで再び封をして通信ブイとして使用可能。


その紙というのがコレ。この「がんばろう!救助はもうすぐだ!」というメッセージから
「ガンバレ食」という愛称をこの救難食糧は持ちます。日英併記。

ちなみに、これはココで購入可能デス。



海上自衛隊救命糧食
これは、海上自衛隊で使用されている艦船用救命糧食。
自衛隊仕様というだけあって、錨に桜のマーク入りです。
内容物はハードビスケット、ゼリーバー、そして例のメッセージの紙。
これらが9食分つまり1日3回、1人3日用。
大きさは縦5.5cm×横6.5cm×高さ17.5cm、重さは約500g
保存期間は5年。萬有栄養株式会社製。



アメリカ製船舶用救難糧食DATREX
アメリカ製の船舶用救難食糧。米国コーストガード公認。
ビスケット系カロリーバーが12枚入っていて、見ての通りカチカチに密封されています。
説明書きの通りに1枚/6時間の間隔で食べるとこれ一つで1人3日分、計2400kcalが摂取可能。
12枚入っているので1枚あたり200kcal。
裏側には成分・原材料・製造元の表記が、側面には船舶用らしく水に関する注意書きがアリマス。
注意書きによると
病気やケガをしていたり、砂漠にいるといった場合以外は最初の24時間は水は我慢すること。
24時間後からは一日あたり500mlまでの水を飲むこと。
そして一番大きく表記されていたのは
海水はたとえ真水と混ぜていても決して飲まないこと。

ちなみに大きさは縦6.5cm×横9cm×高さ7.5cm、重さは約460g
保存期間は5年。DATREX Inc.製


上に同じくDATREX社製緊急用飲料水。米国コーストガード公認。
1パックあたり125ml入り、これが12パックで大袋にまとめられています。
裏側には各国の言語で説明書き。(何と日本語も有り!)



ノルウェー製船舶用救難糧食Seven Oceans
こういった救難食糧で有名なノルウェーのCOMPACT AS社製の糧食。
これは日本、アメリカをはじめ世界27ヵ国で公認されたかなり有名なモノ。
ちなみに、例の北の国の工作船にも搭載されていたとか・・・
中はビタミンビスケットで1回につき1個、1日8個までという配分で食べると、
ビタミンビスケットは18個入りなので、これ1つで1人約2〜3日分。
世界各国で公認が下りているのもあってか、各国の言語で説明が書かれています。

ちなみに大きさは縦10cm×横5cm×高さ12.5cm、重さは500g
これ1つで計2500kcalが摂取可能。
保存期間は5年。COMPACT AS社製。


参考:Seven Oceansは、24個がこういった大箱に詰められています。



イギリス軍原潜搭載用サバイバルレーション
ちょっとした珍品、原潜搭載用サバイバルレーション。これ1個で1日分。
大きさは縦8.5cm×横10.5cm×高さ3.5cm、重さは約250g
これ1つで900kcalが摂取可能。
保存期間は5年。製造元不明。

これは以前ガッツさんに贈って頂きました。本当にありがとうございます。



NATO軍救難糧食

NATO軍で正式採用されている救難食糧。これ以外にも数種類ある模様。
これ1つで1人2日分。NATO公認というだけあって英・仏・独併記。
ちなみにこれもあのCOMPACT AS社製。

大きさは縦8.5cm×横10.5cm×高さ3.5cm、重さは210g
保存期間は約20年。

Specialthanks:三日月猫様



米軍サバイバルレーション
Food Packet, Survival, General Purpose, Improved (GP-I)


空軍の約5日間分の糧食の供給、そしてエアークラフト内のサバイバルキットに収められるように
というリクエストの下に作られたのがこのGP-I。
サバイバル時、逃走・回避行動及び携帯できる水が限られている場合等
様々な状況下においても使用されます。

内容物はシリアルバー2本にクッキーバー3本、クッキーバーはそれぞれ味が違っていて、
ショートブレッドバー、チョコチップバー、グラノーラバーの3種。
そして薄荷風味のブドウ糖キャンディー、レモンティー、スープ。
シリアルバー及びクッキーバーは防水性のホイルパックで真空パックされています。
1パックで1447kcalを摂取可能。(タンパク質5%、脂質39%、炭水化物56%)
これまた空軍のリクエストによってですが、タンパク質を8%以下に抑えることによって
新陳代謝における水分欲求量を最小限になるようにしてあります。

以下がパッケージに書かれている説明書きの要約。
このシリアルバー及び、クッキーバーは封を開ければすぐに食べられる。
シリアルバーは、必要であれば砕いて水に溶かして食べることもできる。
レモンティーと、スープを作るのに14オンスの水が必要。
ただし、海水が近くにある場合はスープは使用しないほうがいい。


ちなみに、GP-Iは1961年に場所や水の制限等を考慮に入れて
他のサバイバルレーションの後継者として製作されました。
初期型は現在の紙パックではなく、金属製のスパム缶タイプ。
缶タイプの場合、手が塞がっていると開けにくく内容物を取り出すことが困難であり、
さらに、戦闘機等の墜落時には破損した機体に缶が混ざってしまって見つけ出しにくかったそうです。
そこで、1993年にパッケージ・内容物共に改良され現在のタイプへ。
これによって摂取カロリー量が旧型よりも42%上昇し、内容物もバラエティーに富むようになりました。
現在のパッケージは紙パックで、パックには簡単な防水加工が施されているようです。
表面には使用方法や注意、製造者とパッキングデータが記載されています。
上の写真は01年製で、内容物のパッケージははMREと同じくタンカラー。

大きさは縦10.5cm×横5cm×高さ10cm、重さは約320g
大箱にはこれが24個入ってます。
保存期間は27℃で約5年。


改良直後のGP-I、表記から93年製。
こげ茶パッケージ以降ねずみ色を通して現在のタンカラーに至ります。


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